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iPhone用充電ケーブルによる情報漏洩の危険性

Lightingケーブル

iPhoneやiPadの充電ケーブルである「Lightingケーブル」を模した、情報漏洩にリスクのあるサードパーティ製のケーブルが発売されています。このケーブルは「O.MGケーブル」と呼ばれており、USB-A接続部分にワイヤレス通信モジュールが組み込まれています。このケーブルをパソコンに接続することにより、iPhoneと接続PCにバックドアプログラムが適用され、外部からの情報アクセスが可能となります。

このケーブルはセキュリティ等の安全性検証用としての販売がされている模様ですが、悪用した場合は外部からのクラッキング被害に合う恐れが高く、情報保全の観点から注意すべき製品と言えます。

O.MGケーブルはApple純正のLightingケーブルと外見は酷似しており、外見だけで判別するのは非常に困難です。接続したとしても、自身のプログラム動作を隠す挙動を示すため監視が困難である点も要注意です。

このようなケーブルを意図せず使用した場合、以下のリスクが考えられます。

1.情報漏洩

iPhoneや接続PCのデータが外部からアクセスできるようになり、重要ファイル・個人情報の漏洩リスクが高まります。

2.ウイルス等によるデータ破損

バックドアから悪意あるウイルスプログラムを端末に送り込ませ、データが消失したり破損するリスクがあります。このような場合、専門的なデータ復旧作業が必要となる可能性があります。

3.プライバシー侵害・ストーカー被害

iPhoneやパソコンは普段の生活の記録そのものでもあり、外部から随時アクセスできる環境となることは、プライバシーが侵害される恐れがあります。また、ストーカーなどの被害を深刻化させる危険性もあります。

対策

対策としては、サードパーティ製のケーブルを使用せずにApple社純正のケーブルを利用する事です。また、ケーブルだけではなく充電器そのものに悪意ある機器が仕込まれている可能性もあるため、充電器・ケーブルともに純正のものを使用されることをおすすめします。

ただし、前述の通り問題のケーブルは純正ケーブルと酷似しているため、見た目による判断は難しいのが問題となります。そのため、購入経路が確認できる形で安全な充電器・ケーブルを購入することが望ましいです。

企業の場合、社用携帯にiPhoneを利用しているケースが多くあります。充電器・ケーブルの購入・使用は社員個々の管理に任せず、一元管理による情報漏洩対策を取られることをおすすめします。

また、個人の場合は人から譲って貰った充電器・ケーブルは使用しないことが大切となります。

万一、問題のケーブルによりデータが消去したり破損した場合、弊社のiPhoneデータ復旧サービスをご検討ください。また、情報漏洩対策のアドバイスや体制構築をお求めの方にも随時対応しておりますのでお気軽にご相談ください。