アーキテクチャとは

データ復旧における「アーキテクチャ」とは、ハードウェア（主にCPU）の基本設計のことをいいます。アーキテクチャは広義な言葉であり、意味は細分化されます。データ復旧業界においてはアーキテクチャは主に「命令セットアーキテクチャ」を指します。

命令セットアーキテクチャ

命令セットアーキテクチャとはコンピュータにおける各種命令の機械言語で、英語では (instruction set architecture, ISA) といいます。

データ復旧においては解析対象のメディアがどのような原理で動作しているかを知る必要があり、アーキテクチャは動作原理の基礎的な部分です。

CPUの最大手であるintelやAMDの場合、アーキテクチャはx86_64を使用しており、他にも

• Itanium64
• SPARC
• ARM，AArch64
• MIPS
• PowerPC，POWER
• AVR32
• SH
• Alpha
• S390
• MC68000
• etc etc

など様々なアーキテクチャがあります。

データ復旧は逆算的な作業であり、アーキテクチャを理解することがデータ復旧の必要条件といえます。一般的なデータメディアのアーキテクチャは32bitまたは64bitとなります。